再生の喜び

作品紹介文

「 再生の喜び 」

竹内加代子

災害から3年経過し牡鹿半島にある十一面観音様にお参りしようと、出かけました。まだまだ復興とは程遠い浜の現状は、岸壁むき出しのまま目のおおいたく悲惨な物でした。 道に迷い下り道をつく進んで行って目を疑いました。 寒い冷たい風の中、海はキラキラ光り太陽はまぶしく、日本の国旗が照らされ舞っていました。 湾一杯に新造船が並びお正月を迎えた喜びにあふれ海は間違いなく再生へ向かって進んでいる実感を見せられました。 私にとっても生涯忘れ得ぬ光景となりました。