PHOTO・NO・MAKI FESTIVAL

フォトノマキフェスティバルでは、日本を代表する写真家である立木義浩氏、50年に渡り石巻地域を撮り続け写真集「北上川」を上梓した橋本照嵩氏、世界中の国々を訪れ、海の中から生き物、虹、風景、星空まで、地球全体をフィールドに撮影活動を行っている高砂淳二氏、気鋭の女性写真家田頭真理子氏を迎えワークショップ形式のフォトセッションを実施します。

WORKSHOP REPORT

Session2 「田頭真理子とひがまつ発信」
講師:田頭真理子
日時:2019年3月27日(水)、28日(木)

撮れる喜び

ここ2年、東松島と集中的に触れ合いフォトノマキの趣旨をご理解していただきながらたくさんの人と関わってきた田頭氏。「昨今、写真は誰もの日常にある存在となり、記念写真や情報発信など、日々の暮らしの様々なシーンで写真を活用する機会が増えてきました。この度のワークショップでは参加者側の目線に立って、今写真が上手く撮れなくて困っている人、どんなことでもいいから聞かせて!と写真について対話をしながら実践も交えるスタイルにしたい。」と企画を練り上げ5つの場所を訪問しながら、実に愉快な写真勉強会を開催しました。
田頭真理子とひがまつ発信田頭真理子とひがまつ発信田頭真理子とひがまつ発信

仮設住宅から復興公営住宅への転居を終え、新しいコミュニティーには、サークル活動や趣味の時間を仲間とともに過ごす住民の方々や、特産品を丁寧に生み出す生産者の方々がおられます。撮影を通じて町を盛り上げていく事業所やひとり一人の個人が懸命に東松島で暮らしていることを実感する中、今回は住民のみなさんが大好きな東松島を写真の力でより魅力的で効果的な発信をし、東松島や各事業所の認知度を高め、それぞれの活動や市民サポートが充実していけるように写真で関わることを考えました。あえて、いままでのように一般的な参加にするのでなく写真家が訪問し、その場所に今一番必要な写真の技術を伝えることで、東松島の「今」をそれぞれの立場から発信していただきました。
田頭真理子とひがまつ発信 田頭氏は言います。「日常での写真を通した気づきは住んでいる町の景色を再認識させ、元気をつくるエネルギーにもなりうるのではないかと思います。写真を通じたまちづくりの可能性を改めて感じることができた時間でした。」

田頭真理子とひがまつ発信

Session 2)田頭真理子とひがまつ発信

田頭真理子

日時:2019年3月27日(水)、28日(木)

田頭真理子