PHOTO・NO・MAKI FESTIVAL

フォトノマキフェスティバルでは、日本を代表する写真家である立木義浩氏、50年に渡り石巻地域を撮り続け写真集「北上川」を上梓した橋本照嵩氏、世界中の国々を訪れ、海の中から生き物、虹、風景、星空まで、地球全体をフィールドに撮影活動を行っている高砂淳二氏、気鋭の女性写真家田頭真理子氏を迎えワークショップ形式のフォトセッションを実施します。

WORKSHOP REPORT

Session1 「お母さん携帯写真教室」
講師:橋本照嵩

「愛に満ちた人間同士のふれあいを感じる2つの遊び場へ」

毎向陽コミュニティーセンターにお伺いしました。
お母さんのための携帯電話教室の様子

震災直後、一人の母親が子どもや、ベビー用品を必要とする同じ境遇の母親たちのために物資をかき集め、配給しました。その後「ベビースマイル石巻」として動き始め、今でも子供と子供を囲む環境の充実に働きかけています。
その母娘の遊び場「ベビースマイル石巻」にお伺いし、待望の写真教室開催が実現しました。長いおつきあいをさせていただいている担当の豊宮さんのご協力のもと、今回のフォトノマキワークショップの開催を歓迎してくださいました。ありがとうございます。
お母さんのための携帯電話教室の様子

写真教室を通じての、つかの間の文化活動は、女性たちの表情を生き生きとさせます。それが、愛おしい家族や子供達と過ごす大切な時間の写真だからなおさらです。お母さんたちは写真を一枚に選べなかったり、講師の橋本氏に選んでもらった写真を「これがいいのかー」と不思議そうにしたりと、様々な物語のある写真をたくさん見せていただきました。
お母さんのための携帯電話教室の様子

黄金浜にある「のびちび」にもお伺いしました。
子供達の遊び場であるこの公園。「感覚を開く場所」とでもいいましょうか。子供たちが、さまざまに遊びを満喫する中、お母さんたちは互いに子供達に目を配り、どの子も同じように見守ります。薪を割り、火を起こし、新米を炊く。その活動の中に遊びが生まれ、母たちはおもわず微笑み写真を撮る。そんな時間がこの遊び場に流れています。どの写真も実に、豊かさと面白さに溢れています。そんな写真を橋本氏も一緒にわくわくしながら携帯写真の中から発掘します。まるで宝探しのように...
お母さんのための携帯電話教室の様子

橋本氏の独自の目線から発見された写真はいつも力強い石巻の人の姿をリアルに記録しています。フォトノマキは、これからも「今」を撮り続けていきます。
お母さんのための携帯電話教室の様子

Session 1)お母さん携帯写真教室

講師:橋本照嵩

11月13日 場所:ベビースマイル石巻 ボンボンパーク
11月16日 場所:こがねはまちびっこプレーパーク のびちび

橋本照嵩