PHOTO・NO・MAKI FESTIVAL

フォトノマキフェスティバルでは、日本を代表する写真家である立木義浩氏、50年以上に亘って石巻地域を撮り続けて写真集「石巻」を出版した橋本照嵩氏、気鋭の女性写真家田頭真理子氏、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら作品を発表し続けている石川直樹氏、エディトリアル、コマーシャルで活動する写真家宮原夢画氏、5名の著名写真家を迎えワークショップ形式のフォトセッションを実施しました。

WORKSHOP REPORT

Session3 「牡鹿半島フィールドワークプロジェクト」
講師 石川直樹
日時 2016年10月15日(土)

今回初登場!美しい山々の写真に感動!!

10月15日、写真家の石川直樹氏をお迎えし、石巻にてワークショップを開催しました。

開催場所はIRORI。商店街の中にある町つくりのためのコミュティースペースです。
IRORIスタッフにご協力いただき会場を設営。17時の開演と同時に石川氏のトークショーが始まりました。
今年7月に下山した「デナリ」という山のでのエピソードや山に関わる体験、ご自身と写真のあり方について2時間ほどお話くださいました。
会場は50名を越える参加者でほぼ満席状態。熱心にメモを取りながら聞いている方や、石川氏に憧れて遠く仙台から一人来てくれた女子高生、かっこいいおじさまたち。たくさんの方に石川氏の世界をご紹介できました。
牡鹿半島フィールドワークプロジェクトの様子

地元の様々な人たちも参加くださって、会場はとても盛り上がりました。
最後の質問コーナーでは、次から次へと手が挙がりました。写真についての質問や、登山についてのこと、趣味や、今後挑戦していきたいことなど、たくさんの質問が飛び出して、 交流を深めることができました。
「初めて見たK2は、本当に美しい山でした。」石川氏だからこそ撮れる、その一枚の写真に感動しました。
牡鹿半島フィールドワークプロジェクトの様子
この度、撮り下ろされた作品としてピックアップされたのが、石巻市牡鹿半島。9月半ばに牡鹿半島を巡りながら撮影した作品も見ることができました。
牡鹿半島フィールドワークプロジェクトの様子

鮎川では捕鯨に関わってきた方、寄磯浜では伝統的な獅子振りの獅子頭の保管主、さらには地元の漁師たちや山形から12年前に移住されて来たご夫婦など、何組もの牡鹿半島の人を撮影されました。
一人一人の話をゆっくりと聞き、ありのままの姿を撮影される撮影風景は、実にシンプルで力強く感じました。
牡鹿半島フィールドワークプロジェクトの様子

Session 3)牡鹿半島フィールドワークプロジェクト

講師:石川直樹

石川直樹

辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら作品を発表し続けている石川直樹氏とともに、
牡鹿半島で「あるく・みる・きく」を実践しながら、写真を撮影し、現在の半島の営みを記録していきます。