PHOTO・NO・MAKI FESTIVAL

フォトノマキフェスティバルでは、日本を代表する鉄道写真家中井精也氏、50年以上に亘って石巻地域を撮り続けて写真集「石巻」を出版した橋本照嵩氏、気鋭の女性写真家田頭真理子氏、3名の著名写真家を迎えワークショップ形式のフォトセッションを実施しました。

WORKSHOP REPORT

Session3 「おかあさんのための携帯写真教室」
講師 橋本照嵩
日時 2015年6月26日(金)

6月26日(金)少し曇り空の「あがらいん」にて写真教室を開催しました。
ここは、石巻で一番大きい開成仮設団地にある、福祉仮設住宅地域交流拠点です。今も、約2500人の被災された方が暮らしておられます。
橋本先生の写真教室は、いつも仮設が舞台です。仮設の中にはたくさんの人の、さまざまな日常が詰まっています。そんなささいな日常の写真を橋本さんが鋭くも軽快な切り口で話しを進めていきます。

Session 1「みんなで写そう!仙石線」の様子1
この日「あがらいん」に集まったのは、16名のご近所さん。
中には、遠方から来ていただいたご夫婦もおられましたが、橋本先生はまず自己紹介をされ、震災前の石巻のかつての様子をみなさんと共有されてました。

Session 1「みんなで写そう!仙石線」の様子2
仮設は今は同じ場所に住んでいても震災前は出逢うことのないくらい別々の場所に住んでいた方々です。生まれや、被災した場所を確かめるように話しが進んだ頃、写真の好きな方々からおもむろに写真の語らいが始まりました。
Session 1「みんなで写そう!仙石線」の様子3
まず、自分写真をセレクトし、それらの写真に潜むすごい!を橋本先生が見つけていきます。

よくあるのが、「これがいいの?」とご本人が思うような写真にも、適切にダイナミックにアドバイスをされ、写真の良さを伝えておられる場面です。この日、印象に残ったのは、「やっと、津波でなくしたもとの場所に家を建てます。そのときの地鎮祭の写真です。」と見せてくださった女性の写真です。彼女の目が赤くなる瞬間がありました。お宝写真を通じて、会場が一つになる心地よさを感じながら来月の開催も心待ちにしています。
Session 1「みんなで写そう!仙石線」の様子5

Session 3)「お母さんのための携帯電話教室」

日時・場所:毎月1回実施

hashimoto.jpg

石巻出身で石巻を撮り続ける写真家 橋本照嵩氏によるお母さんを対象にした携帯電話での撮影教室。
今まで撮影した写真を見せて頂きながらアドバイスをします。その後実際に撮影を行い再びアドバイスをします。

7月15日(水)10:30~12:00
宮城県石巻市開成1-5開成公園グループホーム 「あがらいん」
0225-24-9910

今月は子育てサロンボンボンカフェさんと一緒に行います。ぜひ、お子様と一緒でもお出かけください。

参加費:無料

Session3:申し込み不要