PHOTO・NO・MAKI FESTIVAL

フォトノマキフェスティバルでは、日本を代表する写真家である立木義浩氏、50年以上に亘って石巻地域を撮り続けて写真集「石巻」を出版した橋本照嵩氏、気鋭の女性写真家田頭真理子氏、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら作品を発表し続けている石川直樹氏、エディトリアル、コマーシャルで活動する写真家宮原夢画氏、5名の著名写真家を迎えワークショップ形式のフォトセッションを実施しました。

WORKSHOP REPORT

Session5 「萬画の国を写そう!「シージェッター海斗」撮影会」
講師 立木義浩
日時 2016年8月7日(日)

写真の力をただただ強く感じる!

石巻の短く、暑い夏。今年も、立木義浩氏は石巻への思いを胸に、震災から5年目の被災地を撮り下ろしてくださいました。
変わりゆく日常、建設が続く街の風景。街も一年一年と変化を重ねているのだと感じます。
人の心に今なお様々な形で残る「あの日」の出来事。石巻に住んでいると衰えるどころか、些細な日常の中で感じることがあります。

滞在中の4日間、そんな人々の心にそっと寄り添いながら、できるだけの多くの場所を撮影に訪れ、真摯かつ全力で取り組んでくださった写真展は、今年も見ごたえがありました。
撮影協力は石巻の地元の女性たち10名。例年どおり今年も、オルビスいつもプロジェクトさんのご協力を得て、メイク担当の女性たちが全国から石巻に集結しました。
萬画の国を写そう!「シージェッター海斗」撮影会の様子

「初めてのメイク体験が、とても嬉しかった」「優しくて楽しくてメイクさんの綺麗さにびっくりした」など、体験された方々のさまざまな声を聞きながら、地元若手美容師の協力のもとで撮影は行われました。
メイクの仕上がりに驚くみなさんは、とても素敵なオーラを発しておられました。
萬画の国を写そう!「シージェッター海斗」撮影会の様子
集合写真も取り入れました。
女川では若手集団「復興丸」、石巻では「アイトピア商店街の人たち」、放課後等デイサービスの「みらい」、石巻女子商業高等学校の同級生、そして被災前の地元を中心に輪を広げる「かみかま地区の女性たち」。
モノクロで写し出された大判の写真からは、隔たりのない心の交流を感じました。
萬画の国を写そう!「シージェッター海斗」撮影会の様子

盛り沢山の今回のワークショップは、石ノ森萬画館開館15周年記念の特別コラボとして行われました。
一般の方のみならず、県下の高校生90人も集まり、シージェッター海斗の格闘シーンや、水上を駆け回る姿を、なんと立木氏と一緒に撮影することができました。
撮影の心構えをお話しいただいたり、率先して参加者のみなさんに声をかけてくださったりしていました。フォトノマキってすごい!
萬画の国を写そう!「シージェッター海斗」撮影会の様子

毎年、立木氏の写真展には多くの方が来場くださっています。写真の前で立ち止まり、その写真にうつる場所や人の話などで盛り上がる光景を何度も目にしています。
そんな時、写真の力をただただ強く感じるのです。
萬画の国を写そう!「シージェッター海斗」撮影会の様子
萬画の国を写そう!「シージェッター海斗」撮影会の様子

Session 5)萬画の国を写そう!「シージェッター海斗」撮影会

講師:立木義浩

日時:2016年8月7日(日)

立木義浩

萬画館15周年周年記念しオリジナルヒーロー「シージェッター海斗」が怪人と戦う夢の撮影会が実現します。
写真家立木義浩さんのレクチャーからはじまり当日は萬画館内の普段は撮影禁止場所の一部も参加者のみに撮影ができます。

時間:10時00分〜13時00分
集合場所: 石ノ森萬画館 会議室
参加費:無料
参加定員: 30名

◎2016年6月現在の予定です。内容は場合により変更となる際もございます。

Session5:募集終了