PHOTO・NO・MAKI FESTIVAL

フォトノマキフェスティバルでは、日本を代表する写真家である立木義浩氏、50年以上に亘って石巻地域を撮り続けて写真集「石巻」を出版した橋本照嵩氏、気鋭の女性写真家田頭真理子氏、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら作品を発表し続けている石川直樹氏、エディトリアル、コマーシャルで活動する写真家宮原夢画氏、5名の著名写真家を迎えワークショップ形式のフォトセッションを実施しました。

WORKSHOP REPORT

Session4 「Mode de Ishinomaki2」
講師 宮原夢画
日時 2016年7月18日(月)

mode de isihinomaki 2

宮原夢画氏が今年も魅せてくれました。

昨年の作品を記憶にとどめておられる方も多いと思いますが、今年も街なかでモードファッションの撮影を行いました。
石巻の街でのロケハンから始まるのが撮影準備。宮原氏は、1年ぶりに歩く石巻に、心を寄せてくださいました。石巻に住んでいるとつい見逃してしまういつもの風景の中に、あるいはかつ ての繁華街の中に撮影場所を決めていきます。
その時間によって、震災前と今とが結ばれていくような気がしました。
Mode de Ishinomaki 2の様子

昨年に引き続き、モデルは石巻在住の女性たち。
みなスタイルも趣味や職業もバラバラなだけ、より強くカメラの向こう側に引き込まれます。
この公開撮影は、宮原氏にとって「フォトノマキ以外では公開撮影はできない」とおっしゃられるほど特別なこと。
ポーズの取り方をはじめ、微妙な手の動きやモデルの表情の引き出し方までも間近で見ることができます。
モデルも石巻の女性にこだわっておられ、この地に頑張ってる人をいつも心で応援してくださっているのだと感じました。
Mode de Ishinomaki 2の様子
Mode de Ishinomaki 2の様子

昨年に引き続きワークショップ見学に来てくださった方は、自分が学んだことを写真に生かしたり、宮原氏に質問されたりと、特別な時間を楽しんでいらっしゃいました。
撮影場所を提供してくださった地元の方は、ご自身も写真を趣味にされていたそうです。
1970年代にパリで撮影されたというご主人の写真と、宮原氏の写真が合わさる様子に深く感動されていました。
Mode de Ishinomaki 2の様子
Mode de Ishinomaki 2の様子

嬉しいことに、今年はモデルを希望する方からの連絡もありました。また遠方から参加してくださる方もいらっしゃいました。
そして何より、石巻の街中が撮影地になることを喜んでくださる地元の方の存在。
フォトノマキは来年もまた、みなさんと一緒に宮原夢画氏をお迎えできることを楽しみにしています。
Mode de Ishinomaki 2の様子

Session 4)Mode de Ishinomaki 2

講師:宮原夢画

日時:2016年7月18日(月)

宮原夢画

昨年に引き続き石巻地区出身女性よりモデル募集し選ばれた方をモードヘア・メイクののちモードファションに身を包み石巻地区各地で撮影を写真家宮原夢画さんが撮影します。
普段なかなか目にする事のできない撮影現場を生で見学しファッションフォトの手法を学んでいただくワークショップです。

時間:10時30分〜16時00分
場所: 近日確定
参加費:無料
参加定員: 見学につき特になし

Session4:お申し込み不要