PHOTO・NO・MAKI FESTIVAL

フォトノマキフェスティバルでは、日本を代表する写真家である立木義浩氏、50年に渡り石巻地域を撮り続け写真集「北上川」を上梓した橋本照嵩氏、気鋭の女性写真家田頭真理子氏の3名の著名写真家を迎え、ワークショップ形式のフォトセッションを実施しました。

WORKSHOP REPORT

Session3 「スナップ@フォトノマキ」
講師 田頭真理子
日時 2014年3月29日(土)

今日の石巻をスナップする。
今回のフォトノマキフェスティバル2014では、「石巻の真を、今を写す」をテーマにみなさんに撮っていただき、写真を通じて石巻を見つめ直すきっかけにとの想いが込められています。

この日はまさに、そんな一日でした。参加者は20名、キヤノンにお借りしたカメラも使っていただきました。いつもはフィルムカメラで撮影されている男性の方は、初めてのデジタルカメラの使い心地に大変満足なご様子でした。

まず、グループ作り。初めて顔を合わせる3人組の大人たちが町中散策のメンバーです。田頭氏とともにグループで関わりながら、それぞれの写真の良さを発見してもらうことが狙いです。
Session3「スナップ@フォトノマキ」の様子1

撮影会のはじまりは石ノ森萬画館にご協力いただき、石巻のヒーロー海斗の登場!
Session3「スナップ@フォトノマキ」の様子2
Session3「スナップ@フォトノマキ」の様子3

思い思いに撮影、その後は約2時間の町中撮影会。
充実したプログラムを楽しみながらもいい瞬間を撮ろうとカメラを構えるときの真剣な眼差しが印象的でした。
Session3「スナップ@フォトノマキ」の様子4
Session3「スナップ@フォトノマキ」の様子5

撮影を終えた後、今日の一枚をセレクトし、A3ノビのサイズにプリントしていただきました。
Session3「スナップ@フォトノマキ」の様子6

参加いただいた男性の一人は、数十年ぶりに自分の足で石巻の街を歩いたと喜んでおられました。また商店街の方々も心よく協力してくださいました。参加者それぞれが自分の街、石巻の再発見をしていただいたように思います。
軽快で的確にスナップする田頭氏の姿を間近にした今回。人と関わり、街と関わりながら撮られる彼女自身が石巻に風を運んできたような一日でした。
Session3「スナップ@フォトノマキ」の様子7
Session3「スナップ@フォトノマキ」の様子8

参加者の皆さんの写真は町中展示させていただくことになります。
20人の3月29日の石巻をぜひ見に来ていただけたらと思います。

【展示場所】
宮城県石巻市穀町14-1 石巻市役所1F エスタ内
いしのまきカフェ「 」(かぎかっこ)にて展示中。

Session 3)「スナップ@フォトノマキ」 (スナップ写真撮影&フォトアート作成)

日時:2014年3月29日(土)講師:田頭真理子

tagashira.jpg

スナップ写真の名手、気鋭の若手写真家田頭真理子さんと一緒に市内を歩き、スナップの視点やシャッターチャンスの引き寄せ方を学びます。講座の後半では、参加者が撮影した写真を用いたフォトアート作りに取り組みます。

時間:9時00分〜15時00分(集合時間8時30分)
集合場所:石ノ森漫画館(宮城県石巻市中瀬2番7号)
参加費:無料
参加定員:30組

※Session 3)「スナップ@フォトノマキ」 ではデジタルカメラの貸し出し(10台程度)があります。
ご希望の方は参加申し込み時にご記入ください。(カメラのご指定はできません。応募多数の場合はご希望に沿えない場合があります。)

機材提供・協力:キヤノンマーケティングジャパン株式会社

Session3:申し込み締め切り日
2014年3月24日(月)